予防接種とは
当クリニックは、予防接種としてインフルエンザ、風疹、子宮頸がんの各種ワクチン接種を行っています。上記以外のワクチン接種を希望される方は個別にお申し出ください。
インフルエンザワクチン
- インフルエンザの予防対策には、手洗い、うがい、マスクの着用などいくつかありますが、その中でも有効とされているのがインフルエンザワクチンの接種です。なお同ワクチンをより効果的にするためには接種時期も重要です。
- 日本ではインフルエンザは毎年12月~翌3月頃までに流行します。そしてインフルエンザワクチンを1回接種したことによる持続期間は約5ヵ月、接種後に効果が発揮するまでの期間が2週間かかるということを考えると、遅くとも11月中旬までに受けられるようにしてください。
- なお妊婦さんや授乳期間中に接種をしても、母体や胎児(赤ちゃん)に何かしらの影響が出るということはありません。むしろ妊娠中は免疫力が落ちやすく、何らかの病気を罹患すると重症化しやすいという傾向があります。このようなことから同ワクチンの接種は推奨されています。
- またインフルエンザワクチンは、13歳未満のお子さんには計2回の接種が必要で、13歳以上の方から1回の接種になります。2回受ける場合は、1回目の接種を終えた日から2~4週間の期間を空けて2回目を受けるようにしてください。
風疹ワクチン
- 風疹を予防するために行うワクチンです。現在は麻疹(はしか)との混合ワクチンであるMRワクチンの接種が一般的です。そもそもMRワクチンは、小児の定期予防接種になっていて、1歳~2歳の間に1回、小学校就学前の1年間の間に1回の計2回の接種となっていますが、この接種回数になったのは1990年4月2日生まれ以降の方で、それ以前には1回もしくは1回も受けられていないという方もいます。そのため2回の接種を行っていないという方は接種されることをお勧めします。
- そもそも風疹とは、風疹ウイルスに飛沫感染によって2~3週間の潜伏期間を経てから発症します。主な症状は発熱、発疹、首回りのリンパ節の腫れ(耳の後ろ側 等)などがみられるものの小児が発症した場合は3日程度で治まることから「三日ばしか」とも呼ばれますが、人によっては重篤な合併症(血小板減少性紫斑病、急性脳炎)を引き起こすこともあります。また、妊娠初期の女性が風疹を発症すると生まれてくる赤ちゃんに母子感染して、先天性風しん症候群(心臓病、白内障、難聴などの症状がみられる)に罹患して誕生することもあるので要注意です。
- とくに気をつけなければならないのは先天性風しん症候群ですが、風疹ワクチン(MRワクチン)は、妊娠中に接種することはできません。そのため、妊娠を希望される女性では、抗体価の測定をお勧めしています。江東区にお住いの方ですと区の補助があるため無料で受けることができます。血液検査で、抗体価が十分量ないという方はあらかじめ接種をしておく必要があるほか、妊娠予定の女性と同居される方も同様に血液検査と必要があればワクチン接種を受けることをお勧めしています。
子宮頸がんワクチン(HPV)
- 子宮頸がん(HPV:ヒトパピローマウイルス)ワクチンも小児の定期接種のひとつに数えられ、小学校6年生~高校1年(女子限定)の間に計3回の接種が推奨されています。
現在、公費で9価ワクチン・4価ワクチン・2価ワクチンの3種類の中から自由に選んで接種できます。当院でもすべてのワクチンを取り扱っています。接種ご希望の方は、一度ご相談ください。
また、接種回数はワクチンの種類と接種開始年齢によって変わります。シルガード9(9価)を接種の場合、15歳未満は2回接種、15歳以上は3回接種となります。その他、2価・4価ワクチンは、ともに3回接種になります。 - なお、はじめに4価HPVワクチンを接種した場合は、基本的に3回目まで4価を接種し続けてください。ほかのワクチンも同様となります。
ただし、どうしても途中から接種ワクチンの種類の変更を御希望される場合は、事前に御相談ください。
ご予約時には区から届いている予診票と接種シールが必要となります。初めての方は用紙を当院に持参いただいてのみのご予約となります。2回目以降で当院に予診票をお預けいただいている方はお電話でのご予約が可能です。
※ワクチンはお取り寄せの為、長くて1週間ほどお時間をいただいています。 - キャッチアップ接種対象の方へ、当院からご連絡でございます。接種助成対象期限が迫ってまいりました。まだ1回も接種されていない方は、お早めの接種をお願いしております。
※3回目の接種が自己負担になる可能性がございます。
※ワクチン接種のご予約変更は体調不良以外お受けできませんのでご了承ください。
江東区の「HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)予防接種」は→こちら